ブログ

【健康情報】一万歩14円の価値だって!


愛知の開業保健師 習慣化指導士 水越真代です。
昨日夫が会社から持って帰ってきた、健康保険のパンフレットに面白い記事が載っていました。
一万歩も値段なんです。
へーと思ってネットで探してみたところ・・その記事自体は削除されていましたが・・紹介してあったものがありました。

********** 2013年1月23日付 朝日新聞 **********
<< 病気リスク軽減 試算 >>
普段たくさん歩けば生活習慣病にかかりにくくなり、医療に掛る費用も減らせそうだ。
じゃあ、その効果は1歩当たりいくら?
厚生労働省の研究班がそんな試算をしたら、「0.0014円」という結果が出た。
歩行習慣によって糖尿病や脳卒中、心筋梗塞などが起きにくくなる事が知られている。
研究班はこうした病気に関して「歩数がどれだけ増えれば、発症リスクがどれだけ下がるか」を検討した研究論文を集めた。
それぞれの病気の治療や入院にどれくらいの費用が掛っているかを示した厚労省の統計などを使い、今よりも歩数がどれほど増えれば、医療費がどれくらい減らせそうかを調べた。
加藤昌之・国際協力医学研究振興財団主任研究員らが中年期の千人の集団をモデルに計算したら、現状より歩数が毎日3千歩(2キロメートル前後、約30分)増える事で今後10年間に掛る千人分の医療費が1569万円、5千歩なら2512万円減らせそうな事がわかった。
死亡者が出る事も考えて1人の1歩当たりを算出すると、0.0014円前後。
1万歩でほぼ14円となる。
3千歩増えた場合の試算では、糖尿病や脳卒中、心筋梗塞などに掛る年間医療費を平均5.5%減らせる事も分かった。
高齢者も含めたこうした医療費は年4.9兆円ほど掛っているとされるので、2700億円近く節約できる計算だ。
生活習慣病を防ぐには、ある程度まとまった歩数が必要。
全然歩かない人が1歩増やしても、それだけで経済効果は望めない。
主任研究者の井形昭弘・名古屋学芸大学長は「健康寿命が延び、その間を楽しく過ごせるとしたら、恩恵は経済効果だけでは計り知れない」と話す。
つまり、一日一万歩あるくと、年間5110円の医療費削減になるということですか・・
私も、歩く歩数少ないので今年は何とかしないといけません。

元の研究論文を探してみたのですが、残念ながらネットでは見つからずでした。
いろいろ探してみたところ・・
歩行の健康効果 ‐糖尿病を対象としたシミュレーションによる定量的評価の試み‐ 加藤昌之,後藤 温,田中?久,佐々木 敏,井形昭弘,野田光彦 39  肥満と糖尿病 2010

この論文がそうかな~~という感じ。今度の休みに母校の図書館に調べに行ってみよう。でもこの雑誌あったかな??
 

関連記事

  1. 折りたたみで、保管に困らないホワイトボード自作
  2. 健康経営はみんなで一緒に
  3. 【健康情報】痩せているのにコレステロールが高い
  4. 職域のための 新型コロナ感染症対策ガイド
  5. 「産業保健」と「健康経営」の懸け橋となる講演
  6. 健康教育論2020
  7. 【健康情報】たばこは骨の治癒力まで・・
  8. 【健康情報】(慢性疲労症候群)筋痛性脳脊髄(せきずい)炎の実態

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。
PAGE TOP