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地域活動を迷いなくすすめるために。地域診断からはじまる保健活動



本日は三重県津市で主査級の保健師さんと一緒に地域診断を考える研修をさせていただきました。
保健師の仕事は、木と森を見る活動と言われます。
目の前のサポートが必要な方へのアプローチ、ヘルスボランティアさんへの支援、各種教室や講座など毎日さまざまな仕事があります。
三年前に業務調査をしたときに、仕事の八割以上がDoで企画と評価が1割未満だったと話しておられました。
実はどの町の保健師さんも同じようにお仕事をされています。
しかし、そればかりでは本当に今やっている活動が住民さんの支援に繋がっているのか不安になります。
今回津市では、保健師のスキルアップのために主査級の方に地域診断を考える時間を作られたと言うわけです。
上の方のお話をうかがっていると確実に一歩ずつすすめるように考えられていて、素晴らしいなあと思いました。
さて、研修の内容は…
前半に自分自身のありたい保健活動や地域診断に対する考え方をグループで共有し、自己開示と気づきを深めました。
後半は、あらかじめ考えてくださった事例をグループでアセスメントし、地域の課題を考えてました。
量的データは地域ごとでわからないことも多くありましたが、さすが保健師さん、日頃の活動から課題やこれから必要な情報は何かまでどんどん深まります。
忙しいなかなかなか一人で地域診断はできていないようですが、その種は確実に日頃の活動から持っておられます。
医療費などビックデータからデータヘルス計画をと言われていますが、データだけではなく保健師さんのアセスメント力がその後の活動計画の鍵になるなあと実感して帰ってきました。
地域の保健師さんの力はすごいなあと再確認した時間でした。

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