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愛知の開業保健師 健康経営エキスバートアドバイザー 水越真代です。
本日の朝日新聞に興味深い記事を見つけました。
どんな記事が書いてあるかと読み進めてみると・・
働く高齢者の労働災害(労災)が増えている。2018年に労災に遭った60歳以上の働き手は前年よりも10・7%増え、労災全体の4分の1を占めた。政府は70歳までの雇用の確保を努力義務として企業に課す方針を打ち出したが、高齢者が安心して働ける職場づくりが課題として浮かび上がる。
とのこと
私が就職したころは55歳定年の時代。
それが今は60歳で仕事を終える人はほとんどいません。
確かに60歳と聞いても、若々しい人がほとんどです。
実は家の旦那さんも今年定年を迎えます。
次の仕事先は、社長さんは85歳、事務の女性は75歳、そして旦那さんと入れ替わって辞められる方は83歳
うちの旦那さんに交代して一気に若返るのだそう。
社長さんは毎年ウインブルドンを見に海外に出かけられるほどお元気で、人生100年時代の見本のような会社のようです。
しかし、昔と比べれば若々しい人が多くなっていますが、体は自分が思っているよりも動かなくなっているのも事実です。
私も製造業の健康管理のお手伝いをしていますが、若い方でしたが、転倒し顔面骨折をされたかたがおられ、現場の中での転倒の危険性は高いなあと実感しています。
新聞記事の中では
なかでも目立つのが転倒事故だ。全世代では労災全体の25%が転倒によるものだが、60歳以上に限れば37・8%を占める。50代(30・3%)と比べても7・5ポイント高い。
脇田滋・龍谷大名誉教授(労働法)は「ただでさえ高齢で健康や家計に不安を抱えながら働かざるを得ない人も多い。『生涯現役』というなら、労災を予防する取り組みが企業側に求められる」と話す。
と言っています。
その予防は2つ
企業側の安全管理、5Sと呼ばれる整理整頓と危険予知、ヒヤリハットの報告などがあげられるでしょう。
そしてもう一つ、高齢者の体力所定による自分の状態の把握です。
体力測定を実施ている企業は多くはないのですが、1年に一度体力を測定し、自分の筋力やバランス力を測定し意識を高めることができると労災は少なくなると思います。
転倒予防が気になる企業様、まずは環境測定、そして体力測定をして転倒事故を防いでいきましょう。
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