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【健康情報】ダイエットをするための食事回数。増やしたほうがいい?減らしたほうがいい?

       

 

 

 愛知の開業保健師・習慣化指導士 水越真代です。

ダイエットをするには、朝はきちんと食べたほうがいい。朝は軽く済ませたほうがいい。

食事は、3食規則食べたほうがいい、5-6回に分けたほうが痩せやすいなどいろいろなことが言われています。

日本で食事が3回になったのは江戸時代後期とのこと、それまでは2食だったそうです。
外国でも同様18世紀末ごろまで2食だったそうで、電気や産業の発達により夜に生活するようになり3食が定着してきたとか・・

本当にダイエットに効果的な食事回数は難解なのでしょうか?

とても整理されたブログを見つけました。

ダイエットと食事の回数から引用

<4~6回に小分けする説>
脳のエネルギー源は炭水化物(糖質)のみで、脳は生命を維持する為に、体内の血糖値が下がると空腹感を感じ、血糖値が上がると空腹感がおさまります。
「飢餓モード」になると、摂取した栄養素は体脂肪として体に蓄え、一方では、体を活動的にする「交感神経」や代謝の働きを低くすることによって、エネルギー消費を抑えます。1日1回の食事は飢餓モードが作動するので、ダイエットには好ましくない。従って、4~6回に分けるのがより健康的であり、代謝も昂進されるという説です。これに対して反論派は、これじゃ胃腸の休まる暇もないので、健康に良くないと唱えています。

<食事の回数は問題ではないとする説>
(1)オーストラリア University of Newcastle updated 26/05/2008 
179名の男女肥満者を被験者として、食事回数3回及び6回のグループに分けて実験したが、顕著な差異は生じなかった。規則正しい食事と頻度は、減量に関係しないと主張しています。
 
(2)U.S. National Library of Medicine
ドイツで8名を被験者として、食事内容はタンパク質比率13%・炭水化物46%・脂質41%、食事回数1回及び5回について実験したが、「減量、代謝、食事誘発熱、水分、ナトリウム、カリウム、血中コレステロール、尿酸」に顕著な差異は生じなかった。尿窒素排泄は1回の食事の方が多かったが、これはタンパク質代謝に影響することを示している。結論として、食事の頻度はエネルギーバランスに影響しないと報告している。
 

<1日1回の食事がダイエットには最も効果的だという説>
先進国で最も標準的な1日3回の食事と1日1回の食事の違いについて、40~50歳の21名の男女を被験者として8週間に亘る実験が行われた。
どちらの食事回数でも、心拍数・体温・血液検査については、顕著な差異は生じなかった。
しかし、1日1回の食事回数では、空腹感の高まり・体組成の変化・体脂肪の減少・血圧上昇・LDL&HDL及びコレステロールの上昇・悪玉コレステロールのコルティゾルの減少が見られた。
この実験結果は、断続的な絶食は筋量アップと脂肪減少につながることを暗示しているので、一部のトップビルダーやアスリートの間では、脂肪減少、プロテイン摂取、パフォーマンス向上を考慮したトレーニング前の色々な食事方法が模索されています。
その中で脂肪を最大限に減少させるには、トレーニング前5~6時間は空腹状態にさせるのが良いと言う説があります。
また、Warrior Dietと呼ばれる1日1食(夜間)の軍隊的なダイエット法は、非常に効果が大きいと言われています。
 

<規則正しい食事と不規則な食事の違いについての実験>
1日6回の規則正しい食事と、1日3~9回の不規則な食事の違いについて、10名の肥満女性を被験者として、14日間の実験が行われた。
その結果、1日6回の規則正しい食事の方が、「空腹時の脂質プロファイル、食事誘発熱、食後のインスリンプロファイル」に有為的に影響したことが報告されている。
 

<朝食抜きは肥満の原因と主張する説>
「朝食抜きは心臓病のリスク要因」というセンセーショナルな見出しの研究報告が、「American Journal of Clinical Nutrition」に掲載されました(2010年9月)
オーストラリアTasmania大学の研究グループが、20年に亘り2184名の有志を追跡調査してきた結果、「幼少時より朝食を食べない成人は、心臓病のリスクが高い」ことが判明しました。このような長期的な追跡研究は初めてのことです。
その内容は、幼少期・成人期ともに朝食抜きの人達(86名)は、どちらも食べる人達(1359名)に比較して、心臓病のリスクファクターといわれるウエスト周り、空腹時インスリン、総コレステロール、LDLコレステロールのいずれも値も高いことが判りました。
 

※参照資料もちゃんとついてますので引用ブログをご覧ください

もちろん、元文献を読んでいないので読んでみてから意見を述べるのが本当ですが・・

全体的に、被験者数が、少なめのものが多いようです。

オーストラリアの研究が179名という数の中で、食事回数と規則性はないといっていますので、ある程度数はそろってます。

しかし、オーストラリアの20年にわたる研究は数も多くコホート(振り返りではなく追っかける研究)であるので究方法も一番信頼がおけるのではないかと思います。

これらを見てみると、実は、食事の規則性と回数はダイエット法としてどれが正しいのかというのはまだまだ確定したものがないというのが本当のところのようです。

自分に合った方法で、摂取カロリー<消費カロリーをどう作るかということが一番大事だということですね。

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