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愛知の開業保健師 習慣化指導士 水越真代です。
このところ企業に出向いて健康相談をさせていただく機会が多く、健診の結果を見ながら面談をさせていただいています。
特定保健指導(メタボ健診後、メタボに該当する人または予備軍の方への相談)では、簡単に無理せず体重を落とすことをお話しするのですが・・
このところ、かなりやせている男性(BMI20以下)、それも30代の若いかたが、立て続けにLDLコレステロールが高くて面談に来られた方がありました。
また、同じような体型で、尿酸値が高くてこられたかたも、年々コレステロールが高くなっていて来年は基準値よりたかくなるかなと予測がつく方も来られました。
LDLコレステロールは、悪玉コレステロールとも呼ばれていますが、肝臓で作られたコレステロールが血管に運ばれ、細胞を作ったりして大切なお仕事をしています。しかし、多すぎると血管にのこり、血管を傷つけ動脈硬化が進んでしまいます。
さて、痩せている人の高LDLコレステロールは、どのようにしたらいいのでしょうか?
いろいろ調べてみましたが、これといった解決策は見つかりません。
来ていただいた方じっくりお話を聞いたところ・・・
どの人も朝食をとっておられませんでした。
お昼は外食で定食を食べ、夜は家で食べるものの、お仕事が遅いので21時か22時ごろ少し食べる。そんな生活が見えてきました。
全員ではないですが、お酒は欠かせないといわれている方もありました。
朝食をとっておられない方は昼食と夕食が多めで、太る方も大勢おられますが、あまり食に関心がなくて少しでいい方はスリムな体型なまま年をとられるかたも多いのではないかと思います。
すると、結果的に野菜(食物繊維、ミネラル等)が十分にとれていないこと、主菜となるタンパク質も偏り・・・相対的に一食でとることのできる脂質が増えてしまうのではないか、また夕食から飲み物だけ、こういう方に限ってお茶やコーヒーのみで昼食まで平気だそうで、昼食時の吸収率も上がってしまうのでは中かと考えられました。
皆さんには、体重が標準体重まで増えてもいいので、まずは朝食に何かを口にしましょう・・・とお話しし一緒に考えました。
たまたま、今回の方は結婚もなさっていて奥様が食事を作ってくださる方でした。
私も一応妻なので、食べたくないといわれると食べてほしいと思いつつ、習慣になるとそんなものかと過ぎてしまうことがよくあります。
こういった健康の知識、奥様と一緒に考えてもらえたら・・家族で健康になるきっかけになるなあと思う今日この頃です。
今回は、お話を聞いたうえでの仮説の段階ではありますが…
メタボの該当者だけでなく、痩せていても体の中はメタボ状態の人がまだまだ隠れているのではないかと感じる今日この頃です。
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