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愛知の開業保健師 習慣化指導師 水越真代です。
日々の保健相談では生活習慣病予防で栄養のお話をさせていただく機会もあります。この時の基礎となる科学的データとなっているのは5年に1回改訂される日本人の食事摂取基準です。2015年度改訂版が取りまとめられました。
【主な改定のポイント】(以下厚労省ホームページより)
~生活習慣病の予防を重視。エネルギーに関する指標として、目標とする「体格(BMI)」を新たに提示~
1)策定目的に、生活習慣病の発症予防とともに「重症化予防」を加えたこと。
・エネルギー・栄養素と生活習慣病(高血圧、脂質異常症、糖尿病、慢性腎臓病)の発症予防・重症化予防の関連についてレビューを行い、検討。
2)エネルギーについて、指標に「体格(BMI)」を採用したこと。
・エネルギーの摂取量及び消費量のバランス(エネルギー収支バランス)の維持を示す指標として、体格(BMI:body mass index)を採用。
・成人期を3つの区分に分け、目標とするBMIの範囲を提示。肥満とともに、特に高齢者では低栄養の予防が重要。
3)生活習慣病の予防を目的とした「目標量」を充実したこと。
・ナトリウム(食塩相当量)について、高血圧予防の観点から、男女とも値を低めに変更。
18歳以上男性:2010年版 9.0g/日未満 → 2015年版 8.0g/日未満
18歳以上女性:2010年版 7.5g/日未満 → 2015年版 7.0g/日未満
・小児期からの生活習慣病予防のため、食物繊維とカリウムについて、新たに6~17歳における目標量を設定。
改定に伴い厚生労働省が主催する、医療従事者向けの研修会(無料)も各地で開催されます。
※詳細およびお申し込みは下記WEBサイトをご確認ください。
http://navi.mail.carenet.com/c0/ex/HNgv8oL981Y5Bthj84P7_q6LAyi2eAvPfZ5JoHuB5Io/kawaru.biz/shokuji2015/
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