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愛知の開業保健師 ・習慣化指導士の水越真代です。
人は、立っている・動いている、座っている、寝ているという3つの動作があります。
あなたは1日どのくらいの時間、座っていますか?
座っている時間が長いと、健康に悪いという研究がたくさん出てきています。
アメリカでは、アメリカ大統領の諮問委員会が2002年に、座りすぎが死につながる症候群セデンタリー・デス・シンドロームと名づけたそうです。
「運動の習慣とは関係なく、テレビの視聴時間が1日ごとに1時間ずつ増えると、メタボリックシンドロームになる確率が成人女性で26%上昇する」
1日当たりの座位時間を、0~4時間未満(1,125人)を比較対照として、4~8時間未満(2,489人)、8~11時間未満(1,142人)、11時間超(649人)に4時間ごとで区切り、分類。平均2.8年の追跡で5,405人が死亡した。 対照群と比べた全死亡リスクは、4~8時間未満群で1.02倍、8~11時間未満群で1.15倍、11時間超群で1.40倍と、座位時間が長くなるほど全死亡リスクの上昇が認められた。つまり、1日11時間超で死亡リスク1.4倍になるということ。
1日に6時間座る生活を続けていると、たとえ日常的に運動をしていたとしても1日に3時間しか座らない生活の人に比べて15年以内に死ぬ確率が40%増える
1日4時間以上パソコンやテレビの前で過ごすことで、心臓病と早死にのリスクが2倍にも増えるというのだ。
また、
2012年10月に発行されたBritish Journal of Sports Medicineで公開された内容によると、タバコ1本を吸うことで喫煙者は寿命を11分短くしているのですが、1時間テレビを座って見ていることは、当人の寿命を22分縮めているそうです。
とタバコよりも寿命に影響をするなんて!!
などなど様々な研究報告がされています。
理由は、座ることでカロリーを燃焼しないだけでなく、体内で悪玉コレストロールを体に害のないものに変えるリポ蛋白リパーゼと呼ばれる酵素の生産を抑えてしまうのが原因とか
また、1日座り続けた後100回腹筋をしても回復せず、座位時間の長いとと死亡率が上がるのですが、運動時間と関係がないという研究もあります。
1時間座り続けていることでリパーゼの90%はダウンするそうとということなのでそのあたりが関係するのではないかと推測されています。
確かに、何かある時に、すぐこまめに動く人、じっと見ている人っていますよね。
体重が多いとかだけでなく健康寿命にも関係するなんて。
私自身とっても耳が痛いです~~~。
2012年の研究では、20分に2分間歩くだけで成果があるとか・・・
そうはいっても・・・という方は多いのでは??
コピーを取りに行く、立ってるだけで弊害を阻止できるとか・・
とにかくこまめに歩く、動くということが大事なようです。
そのうちに、健康のために立って会議をする時代が来るかもしれませんね。
参考ページ
http://gigazine.net/news/20130528-just-sitting-make-us-sick/
http://www.seikatsusyukanbyo.com/calendar/2012/002029.php
http://www.afpbb.com/article/lifeculture/health/2684367/5197014
http://kenko100.jp/news/2012/04/03/01
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